ミッシェルとたっつんのほのぼの?友情話
あたいミッシェルだーいすき!!
あたいミッシェルだーいすき!!
周防に出会ってあらためて感じる
今までこんな風に思った事ないって言ったら嘘になるけど
(ああ、人間て、やっぱ平等には出来てないのね)
三科くんと・・・
スオータツヤ
セブンス一の美貌の持ち主
愛想のよい性質ではないが男女を問わず慕われていて
ケンカも強いらしい(ウチの奴らも何人かちょっかいかけてやられてた)
こんな断片的な噂をよく聞いた
もっとも、ホーカだのケーサツだの物騒な噂も同じぐらい聞いた
もしかしたらそのうちどこか出会うかもしれない、と鏡の前で軽く構えてみた
カポエラ有段者の親父に比べたらたいした事ないかもしれないが結構
「いいじゃな〜い♪♪」
さまに、なっていた(さすがミッシェル様♪)
もしかしたらスオーってやつもこのオレの構えをみて逃げ出すかもしれない
(・・・・何やってるんだ、オレは・・・)
家に帰って来てからもまだ自分を演じ続けるなんて。
鏡に映った自分をまた改めて見て、しみじみとよくやった、と思う
スマートで背も高くて身だしなみだってこんなに気をつかって・・・
オレはカッコよくなった、強くなった
もう誰もオレの外見を見て馬鹿にしないだろう
惨めさに、悔しさに、泣く必要もない
それでもこうやって自分の姿を見ているとあの頃の自分がチラついてだぶる
幼い頃の思い出でいいものなんてなかった
いいものだったものは悪夢へと変わった
アレは夢だそんな事実なんてない
ひょんなことからスオー達と行動を共にする事になった
ジョーカーとかペルソナとか影人間とか
意味のわからない非現実的なことがいっぺんに目の前で起こって、もうオレの脳みその範疇なんかtとっくに超えていた
ケンやショーゴたちがなんかヤバイことになって、それを助けられるのはオレ達だけみたいで、何で、なんで、ナンデ?
訳がわからない意味がわからないどうしたらいいのかわからない、オレはこんなにパニクッているのに
あれよあれよと言う間に舞耶さんと黛さんがオレ達に巻き込まれて、悪い事をしたと思う
普通の学校の校長室でいきなりゾンビに襲われて悪魔が廊下で襲ってきて高校の生徒会長が目の前で焼き殺されて
これはバイオハザードじゃないサイレントヒルでもない、ましてやクロックタワーでもないオレ達の現実だと言うのに
噂がホントになってラーメン屋が武器屋になった、飾り物の飛行船が空を飛んだ、懸賞で武器に防具、アクセサリーが当たるようになった
なんだ、なんなんだ???進めば進むほど、前進したと思うほど、今の状況を少しでもよくしようとすればするほど
自分達がやってる事が無駄なんじゃないかって思えてくる
どうしてオレ達が命かけて悪魔と戦う必要がある?(ああ、ショーゴたちのためか)
どうして、みんなこんな普通のことに気が付かない?異常なんだこの状況は!オカシイんだこの街は!みんなイカレてる!ちくちょう!!
「・・・な、・・・・しな・、三科!!」
「・・・っ、お、オウ!」
「何ボケーとしてる?お前は家に戻らなくていいのか?」
鷲色の髪を鬱陶しそうにかきあげながら
「う〜ん、そうだねえ〜、しっかしこのまま帰ったら怪しすぎ。頭のてっぺんから足の先っぽまで海水でべっとりだぜ。」
(この革靴、乾かしたらまた履けるかな?)
墜落する飛行船から海にダイブして恵比寿海岸に流されたオレたち奇跡的に全員無事だった
これだってありえない事だ、ペルソナで強化されたオレたちだけでなく普通の先生や園児たちまで無事だったのだから
「大丈夫か三科?」
「オールオッケェ〜〜!ぜ〜んぜん余裕だぜ、余裕。スオーこそ大丈夫かよ?」
「俺は大丈夫、リサが回復とかしてくれたから・・・」
なるほどそれでそれであんまり濡れてないのか、オレは頭のメモ帳に回復魔法で洗濯物も乾く、と記した
それ以上お互いに言う事が無いので黙った
二人の間を磯臭い気持ちの悪い風が吹く
「おい、三科、」
「うん?」
なんだ、オレお前になんかした?スオーといた時間はまだ二三日だったが、それでも
オレのあんなへなちょこな構えじゃ敵わないと知るには十分な期間だった
オレを見る真摯な眼差しにちょっとビビる(って、オレは悪魔か!!)
「前から言おうと思ってたんだけど」
自然と一歩引いてしまった、しまった!何逃げてんだオレ!!
「・・・俺の名前はスオーじゃなくて周防、スオウ。ずっと間違ってるだろ。」
「ハア〜?どっちでもいいじゃん。」
思わず気の抜けた答えをしてしまった、何ビビってんのオレ
「いや、これからも一緒に行動行くわけだし・・・・」
「いや〜、ワリいわりい。周防だよな・・・タツヤ君は。」
舞耶さんのマネをして呼んでやると気持ち悪そうに睨まれた
今度はビビる必要は無かった、何故なら周防の顔がちょっと赤かったから
「どうしたの?タツヤくん?照れてるのかな〜?可愛いゾvv」
「やめろ、三科!気持ち悪い!!」
「やーん、チンヤン怒んないで〜!」
「やめろって言ってるだろう!!!」
本人たちがこの場にいたら間違いなくぶっ飛ばされそうなセリフを吐きながらオレと周防は波打ち際をおいかけっこした
途中で周防が本気で恥ずかしくなったのかすごいスピードでオレを黙らせようと追ってきた
逃げてみたがすぐに追いつかれて頭から海に突っ込まれた、盛大に水しぶきがあがる
「―――ぶはっ!!ゴメンゴメン、タッちゃん、もう言わねえって!」
「それもやめろ。」
「は?それ、って?」
「さっき、俺のこと”タッちゃん”って。」
「うはっ!”タッちゃん”〜?オレそんなコト言ったっけか?」
オレは覚えてないけど無意識のうちに呼んだのだろうか
「なに、タツヤくんは”タッちゃん”ってよんでほしいのかな〜?」
「なにやってんの?パンツ・・・きもちわる・・・・・・・。」
お、周防のやつも声マネが上手かったっけな・・・・
周防に目を向けるとギンコがいた(ギンコが現れた!ミッシェルに40のダメージ)
「あれ?!お前もう帰ったんじゃあ?!」
「途中で情人のお兄さんに会ってね、まだ帰ってないて言うから心配して見に来れば・・・・
何やってんのよ!馬鹿パンツ!!情人もコイツにつきあって・・・びしょびしょじゃない。」
ギンコに一方的にお説教をくらいながら(しかもオレだけ)心はどこか上の空だった
なんか、さっきの数分の間で周防と打ち解けられた気がする、ほんの少しだけだけど
ほんの数日前には想像も付かなかった、今
そして世界
噂が現実になるのも、あの周防とオレとこんな風にふざけあうのも、どちらも同じくらいありえないのかもしれない
「聞いてんの?!・・・もう、ほら行くよ!」
周防は先に浜から上がっていて、ギンコがオレに早く来いと叫んでる
二人ともオレを待っている・・・?当たり前のように
「しゃーねーな。」
もう一人のオレにだけ聞こえるように呟いて、動きにくい砂を蹴る
足をとられないように、飲みこまれないように、波にさらわれないように、身動きが取れなくなるまえに
オレは行く
狂った街のなかでオレが周防たちといることが唯一正しいように思えた
Fin.
今までこんな風に思った事ないって言ったら嘘になるけど
(ああ、人間て、やっぱ平等には出来てないのね)
三科くんと・・・
スオータツヤ
セブンス一の美貌の持ち主
愛想のよい性質ではないが男女を問わず慕われていて
ケンカも強いらしい(ウチの奴らも何人かちょっかいかけてやられてた)
こんな断片的な噂をよく聞いた
もっとも、ホーカだのケーサツだの物騒な噂も同じぐらい聞いた
もしかしたらそのうちどこか出会うかもしれない、と鏡の前で軽く構えてみた
カポエラ有段者の親父に比べたらたいした事ないかもしれないが結構
「いいじゃな〜い♪♪」
さまに、なっていた(さすがミッシェル様♪)
もしかしたらスオーってやつもこのオレの構えをみて逃げ出すかもしれない
(・・・・何やってるんだ、オレは・・・)
家に帰って来てからもまだ自分を演じ続けるなんて。
鏡に映った自分をまた改めて見て、しみじみとよくやった、と思う
スマートで背も高くて身だしなみだってこんなに気をつかって・・・
オレはカッコよくなった、強くなった
もう誰もオレの外見を見て馬鹿にしないだろう
惨めさに、悔しさに、泣く必要もない
それでもこうやって自分の姿を見ているとあの頃の自分がチラついてだぶる
幼い頃の思い出でいいものなんてなかった
いいものだったものは悪夢へと変わった
アレは夢だそんな事実なんてない
ひょんなことからスオー達と行動を共にする事になった
ジョーカーとかペルソナとか影人間とか
意味のわからない非現実的なことがいっぺんに目の前で起こって、もうオレの脳みその範疇なんかtとっくに超えていた
ケンやショーゴたちがなんかヤバイことになって、それを助けられるのはオレ達だけみたいで、何で、なんで、ナンデ?
訳がわからない意味がわからないどうしたらいいのかわからない、オレはこんなにパニクッているのに
あれよあれよと言う間に舞耶さんと黛さんがオレ達に巻き込まれて、悪い事をしたと思う
普通の学校の校長室でいきなりゾンビに襲われて悪魔が廊下で襲ってきて高校の生徒会長が目の前で焼き殺されて
これはバイオハザードじゃないサイレントヒルでもない、ましてやクロックタワーでもないオレ達の現実だと言うのに
噂がホントになってラーメン屋が武器屋になった、飾り物の飛行船が空を飛んだ、懸賞で武器に防具、アクセサリーが当たるようになった
なんだ、なんなんだ???進めば進むほど、前進したと思うほど、今の状況を少しでもよくしようとすればするほど
自分達がやってる事が無駄なんじゃないかって思えてくる
どうしてオレ達が命かけて悪魔と戦う必要がある?(ああ、ショーゴたちのためか)
どうして、みんなこんな普通のことに気が付かない?異常なんだこの状況は!オカシイんだこの街は!みんなイカレてる!ちくちょう!!
「・・・な、・・・・しな・、三科!!」
「・・・っ、お、オウ!」
「何ボケーとしてる?お前は家に戻らなくていいのか?」
鷲色の髪を鬱陶しそうにかきあげながら
「う〜ん、そうだねえ〜、しっかしこのまま帰ったら怪しすぎ。頭のてっぺんから足の先っぽまで海水でべっとりだぜ。」
(この革靴、乾かしたらまた履けるかな?)
墜落する飛行船から海にダイブして恵比寿海岸に流されたオレたち奇跡的に全員無事だった
これだってありえない事だ、ペルソナで強化されたオレたちだけでなく普通の先生や園児たちまで無事だったのだから
「大丈夫か三科?」
「オールオッケェ〜〜!ぜ〜んぜん余裕だぜ、余裕。スオーこそ大丈夫かよ?」
「俺は大丈夫、リサが回復とかしてくれたから・・・」
なるほどそれでそれであんまり濡れてないのか、オレは頭のメモ帳に回復魔法で洗濯物も乾く、と記した
それ以上お互いに言う事が無いので黙った
二人の間を磯臭い気持ちの悪い風が吹く
「おい、三科、」
「うん?」
なんだ、オレお前になんかした?スオーといた時間はまだ二三日だったが、それでも
オレのあんなへなちょこな構えじゃ敵わないと知るには十分な期間だった
オレを見る真摯な眼差しにちょっとビビる(って、オレは悪魔か!!)
「前から言おうと思ってたんだけど」
自然と一歩引いてしまった、しまった!何逃げてんだオレ!!
「・・・俺の名前はスオーじゃなくて周防、スオウ。ずっと間違ってるだろ。」
「ハア〜?どっちでもいいじゃん。」
思わず気の抜けた答えをしてしまった、何ビビってんのオレ
「いや、これからも一緒に行動行くわけだし・・・・」
「いや〜、ワリいわりい。周防だよな・・・タツヤ君は。」
舞耶さんのマネをして呼んでやると気持ち悪そうに睨まれた
今度はビビる必要は無かった、何故なら周防の顔がちょっと赤かったから
「どうしたの?タツヤくん?照れてるのかな〜?可愛いゾvv」
「やめろ、三科!気持ち悪い!!」
「やーん、チンヤン怒んないで〜!」
「やめろって言ってるだろう!!!」
本人たちがこの場にいたら間違いなくぶっ飛ばされそうなセリフを吐きながらオレと周防は波打ち際をおいかけっこした
途中で周防が本気で恥ずかしくなったのかすごいスピードでオレを黙らせようと追ってきた
逃げてみたがすぐに追いつかれて頭から海に突っ込まれた、盛大に水しぶきがあがる
「―――ぶはっ!!ゴメンゴメン、タッちゃん、もう言わねえって!」
「それもやめろ。」
「は?それ、って?」
「さっき、俺のこと”タッちゃん”って。」
「うはっ!”タッちゃん”〜?オレそんなコト言ったっけか?」
オレは覚えてないけど無意識のうちに呼んだのだろうか
「なに、タツヤくんは”タッちゃん”ってよんでほしいのかな〜?」
「なにやってんの?パンツ・・・きもちわる・・・・・・・。」
お、周防のやつも声マネが上手かったっけな・・・・
周防に目を向けるとギンコがいた(ギンコが現れた!ミッシェルに40のダメージ)
「あれ?!お前もう帰ったんじゃあ?!」
「途中で情人のお兄さんに会ってね、まだ帰ってないて言うから心配して見に来れば・・・・
何やってんのよ!馬鹿パンツ!!情人もコイツにつきあって・・・びしょびしょじゃない。」
ギンコに一方的にお説教をくらいながら(しかもオレだけ)心はどこか上の空だった
なんか、さっきの数分の間で周防と打ち解けられた気がする、ほんの少しだけだけど
ほんの数日前には想像も付かなかった、今
そして世界
噂が現実になるのも、あの周防とオレとこんな風にふざけあうのも、どちらも同じくらいありえないのかもしれない
「聞いてんの?!・・・もう、ほら行くよ!」
周防は先に浜から上がっていて、ギンコがオレに早く来いと叫んでる
二人ともオレを待っている・・・?当たり前のように
「しゃーねーな。」
もう一人のオレにだけ聞こえるように呟いて、動きにくい砂を蹴る
足をとられないように、飲みこまれないように、波にさらわれないように、身動きが取れなくなるまえに
オレは行く
狂った街のなかでオレが周防たちといることが唯一正しいように思えた
Fin.
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